まんが家情報

プロフィール

先生からのメッセージ

[2010年12月28日]

前回はコチラ

皆様、はじめまして。こんにちは。刑部真芯と申します。
私がモバフラで描いている「月下夢幻譚〜神無シ夜ノオトギバナシ〜」という連載が完結を迎え、単行本の最終巻が出ました。

長いようで短い。連載が終わる時、それがいつもの感想です。
結構昔から考えてはいたこの話、前の前の担当さんと食事中、次の連載の話になり、何の気なしに「こんな話があるんですけどねー」とか言ったら、「それいーじゃーん」てことでぜひにと言われ、「いやいやいや(汗)」と逃げ腰してた話が、次の担当さんで現実に。
「マジすか!?」ということでスタートしたわけです。

スタートしたら設定ががらっと変わるし、主人公は坊ちゃんだし、暁は元々ただの通りすがりなザコキャラ風だったのが最終回まで出ずっぱりになり、お母さんが幅を利かせ(笑)、もう私の手には負えなくて、毎回勝手に動くのでネームの度に大変でした。

作者的には長い回想部分がとても気に入ってまして、ここはあえて長くとったんですが、お母さんのツヤベタ超がんばってます。要は、回想のお母さんがツボでした。

そして、テーマとしては、「人間の矮小さ」というのを描きたかったのですが、どうでしょうか。
えらく苦労した話ですが、最終回となると、こうすればよかったか？あれはあのままでよかったか!?と反省や公開もありつつ、満足感もいっぱいです。

あとは、読んでくださった皆様に少しでも楽しんでいただけると、とてもとても嬉しいです。